映画『クスノキの番人』を観た正直な感想
期待して行ったけど、個人的にはあんまりハマらんかった話
話題になってた映画『クスノキの番人』を観てきた。
原作は東野圭吾。これだけでまあ間違いはないだろう、キャストも豪華で期待度マックス!正直、行く前は「これは外さへんやろ」と思ってた。
…で、結論から言うと、あんまり面白くなかった。
いや、誤解せんといてほしいんやけど、
別にクソ映画とか、時間の無駄やったとか、そういうレベルではない。
ちゃんと作られてるし、映像もきれいやし、言いたいことも分かる。
ただ、「映画として楽しめたか?」って聞かれると、
うーん……ってなったのが正直なところ。
まず一番最初に感じたのは、テンポがかなりゆっくりってこと。
物語は静かに、淡々と進んでいく感じ。
登場人物の心情とか、背景を丁寧に描こうとしてるのは分かる。
でも、その丁寧さがちょっと過剰というか、
途中から「まだこの空気続くんか…」って思ってしまった。
映像はさすがにほんまにきれい。
クスノキの存在感もあるし、神社や自然の描写は落ち着いてて、日本映画らしい雰囲気は好き。
ただ、それがずーっと続くから、
ワクワクするより先に眠気と戦う時間が増えていった。
物語の中心にあるのは、
「クスノキに祈ることで、人の想いが未来につながっていく」みたいな設定。
このアイデア自体は嫌いじゃないし、むしろ結構好きな部類。
でもこの映画、説明が多い。
セリフで説明。
回想で説明。
登場人物が親切に言葉で全部教えてくれる。
そのせいで、
観てる側が「感じ取る」余白があんまりない気がした。
「ここ大事なとこです」「ここ感動するとこです」って、
ずっと横で解説されてる感じ。
感動系の映画って、言葉にされてない部分でグッとくること結構あると思うんよね。
でも『クスノキの番人』は、
感情をちゃんと言葉にしすぎてて、逆に心に入ってこーへんかった。
キャラクターについても、悪くはない。
でも、めちゃくちゃ印象に残る人物がおったかと言われると、正直そうでもない。
みんな「役割」として配置されてる感じがして、
感情移入する前に物語が進んでいく印象やった。
後半の展開も、だいたい想像できてしまう。
「あー、たぶんこうなるんやろな」って思った通りに話が進む。
驚きとか、意外性はあんまりなかった。
クライマックスも静かで、きれいにまとまってる。
でも、涙が出るほど感動するかというと、そこまではいかんかった。
終わったあとも、余韻に浸るというより、
「あ、終わったな」ってすぐ現実に戻った感じ。
これ、完全に好みの問題やと思う。
静かな映画が好きな人とか、
人生とか命についてゆっくり考えたい人には合うかもしれん。
・映画でしっかり楽しみたい
・テンポのいい展開が好き
・感情を揺さぶられたい
こういう人には、ちょっと物足りない可能性が高い。
個人的には、映画館で観るより、
家で時間あるときにゆっくり観る作品やったなと思う。
大スクリーンで観て「うおお…」ってなるタイプではなかった。
そして気になったのが音楽。良い映画にはやっぱりその雰囲気に合った音楽が必要だと思うんだけど、なんか変なラップの曲が流れて、雰囲気に合わなくてなんか耳を塞いでしまった。これは俺にとってかなりの原点ポイントだったな。
声優に天海祐希が採用されていて、もちろん悪くはないけど、天海祐希のイメージが強すぎて、キャラに感情移入できなかったのもちょっと残念だった。
期待値が高かった分、かなり肩透かしやった。
悪くはない。
でも、めっちゃ良かったとも言えない。
そんな、評価が難しい一本やった。
ストーリー ★★☆☆☆
(別に悪くはない)
キャラクター ★★★☆☆
(絵柄は嫌いではない)
泣ける度 ☆☆☆☆☆
(泣く要素はない)
おすすめ度 ★☆☆☆☆
(誰かには刺さるのかな)
総評 ★★☆☆☆
(最後、え?これで終わり?って感じで雑に終わった)
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