アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』にハマった話
僕はあまりアニメにすごくハマることはないんだけど、久しぶりにちゃんと見ている『とんでもスキルで異世界放浪メシ』。
こんなにちゃんと見てるのは鬼滅の刃以来かな。
最初はタイトルの“放浪メシ”って言葉に惹かれたくらいだったんだけど、気づいたらガッツリハマってた。正直、異世界アニメって数えきれないくらいあるけど、この作品は“癒し”と“飯テロ”のバランスが絶妙なんよね。
■ゆるくて平和な異世界ライフが心地いい
主人公のムコーダ(向田剛志)は、いわゆる“異世界転移系”のテンプレな導入で召喚されるんやけど、特別な戦闘スキルとかチート能力を持ってるわけじゃない。
持ってるのは「ネットスーパー」という地味すぎるスキル。ただそれがこのアニメの肝。
普通の日本人が、普通にネットスーパーで食材を買って、それを異世界で調理するってだけの話やのに、なぜかめっちゃ面白い。そのギャップがいいんよ。異世界の冒険って、戦いや魔法でド派手になりがちやけど、ムコーダの場合は「今日のご飯どうしよう?」っていう庶民的な悩みがメイン。そこが妙にリアルで親近感わく。
■フェルとのコンビが最高すぎる
で、もうひとつのハマりポイントが、伝説の魔獣フェンリルのフェル。
最初はめっちゃ偉そうで、威厳あるモンスターなんやけど、ムコーダの料理を食べた瞬間に“虜”になるんよね。
「この飯、うまい!」って豪快に食べる姿がほんまに気持ちいい。しかもそのまま“契約”してついてくる流れも自然。
フェルのギャップがたまらん。戦闘では最強やのに、食べ物の匂いに弱い。
しかもムコーダに「次の飯はまだか?」って催促する姿、可愛すぎる。しかもこのアニメの食リポ役というポジション。このふたりの関係性が、見ててどんどん心地よくなってくる。異世界アニメでここまで“癒し”を感じたのは久しぶりかもしれん。
■料理描写がガチで美味しそう
このアニメの一番の魅力は、なんといっても“飯テロ”。肉が焼ける音、湯気の立ち方、スパイスの香りが漂ってきそうな演出…。
アニメなのに、五感を刺激してくる。
普通の料理やのに、異世界のモンスターの肉で作ると、味がどんなふうに変化するのか想像するだけでワクワクする。
ムコーダが「この世界の調味料は使いにくいな…」とか言いながら工夫していくのも、まるでキャンプ飯を見てる感覚に近い。
飯アニメって、料理の描写がリアルだとそれだけで幸せになれるけど、
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』は、“異世界”ד日本の味”っていう組み合わせがめっちゃうまくハマってる。原作漫画でも料理の描写はやばいけど、アニメとなるとマジでヤバイ。
■戦いよりも日常、ってところが好き
ムコーダって、基本的に戦いを避けたいタイプ。
それでもフェルやスライムのスイたちと一緒に旅をしてると、自然と事件に巻き込まれる。
でも彼はあくまで「ご飯中心」のスタンスを崩さない。
異世界でありがちな「勇者」「魔王」みたいな壮大な展開よりも、
日常を大切にしてるのがこの作品のいいところ。
“戦うより食べる”っていうテーマが、僕ににすごく合ってる気がする。
疲れてる時にこのアニメを見ると、
「あー、僕もこんな風にのんびり旅しながら、美味いもん食べて生きたい」って思う。
非現実なんやけど、妙に現実的な理想が詰まってる。
■スイの可愛さも反則
スライムのスイも、完全に癒し枠。
喋るスライムって珍しいけど、ムコーダのことを「あるじー」って呼ぶ声がもう反則級に可愛い。
フェルがツンデレ的な立ち位置で、スイが甘えん坊。
このバランスが絶妙なんよね。
ムコーダ+フェル+スイのトリオが完成した瞬間、この作品の空気が一気に柔らかくなる。
“家族じゃないけど家族みたいな距離感”っていうのも、このアニメの魅力のひとつやと思う。
■アニメとしての完成度の高さ
作画も安定してるし、料理シーンの光の当たり方とか細かい演出も丁寧。
音楽もふんわりしてて、異世界特有の重々しさがなく、ほんまに「旅アニメ」として癒される。作品全体に“無理して頑張らなくていい”ってメッセージが流れてる気がする。
■気づけば、自分もムコーダに共感してた
最初は「なんでこんな地味なスキルで生きていけるん?」って思ってたけど、
見てるうちに「こういう生き方もいいな」って思えてきた。
派手じゃなくても、自分の得意なことで人を笑顔にできるって、
ある意味ムコーダってすごい人間なんやと思う。
現代社会でも、効率とか成功ばっか求められるけど、
ムコーダみたいに“好きなことでのんびり生きる”のって、
一番理想的な生き方かもしれん。
■まとめ:癒しと飯の最強アニメ
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』は、派手な異世界ファンタジーとは違って、
“ゆるいのに心に残る”タイプのアニメ。
飯アニメとしても、異世界アニメとしても完成度が高いし、何よりキャラの関係性が温かい。
見てるとお腹すくけど、それ以上に心が満たされる。
疲れた時にこのアニメを見ると、「生きるって案外シンプルでいいんやな」って思える。
たぶん僕がハマったのは、“異世界”というより、“生き方”に共感したからやと思う。
もしまだ見てない人がいたら、
夜中に見るのは危険やで。確実にお腹すくから(笑)
けど、仕事とか日常でちょっと疲れた時には最高の癒しになる。出てくるキャラに悪い奴が一人もいないのもすごくいい。脇役に、女神なんかも出てくるんやけど、食い意地が張っていたり個性的で、とにかく憎めない。
僕にとっては、今季いちばんの“心のご飯”アニメや。いいから一回見てみて。
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