らふたぁの映画館

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ドラマ『じゃああんたが作ってみろよ』


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『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第1話レビュー
― 期待してなかったのに、意外に心に刺さって、ん?おもろい?

ってなった話。

 

 正直、タイトル見たときは「なんやこのしょうもなそうなタイトルw」って思った。
「じゃあ、あんたが作ってみろよ」って、完全にカップルがケンカしたときのセリフやん。でも、それがそのままドラマのテーマになってるってのが今回のポイント。

 

 2025年秋ドラマの中でも、放送前はそんなに話題になってなかったのに、いざ観てみたら“共感が刺さる系”でなんかみてしまった。正直僕はあんまりこういう系のドラマは見ません。復讐だったり、どろどろだったり、胸糞悪い系が大好物なので(笑)


 ◾️第1話のざっくりあらすじ
 主人公は、ちょっと、いやかなり古い価値観を引きずる彼氏・海老原勝男(竹内涼真)。正直後半までめっちゃ嫌いw

 一方で、料理も家事も全部やってきた彼女・山岸鮎美(夏帆)。そう、俺は夏帆さんんの演技が大好きなので、とりあえず。

 

 2人は同棲中で、長年一緒にいるけど、どこかすれ違ってる感じ。いや、勝男が彼女の気持ちを全然汲みとってないだけか。

 

 ある日、勝男がプロポーズをしようとするんだけど、鮎美からの返事はまさかの「んー、無理」。
 そこから関係が一気に崩れていく。
 勝男は「なんで?」って焦るけど、視聴者からしたら「そらそやろ…」ってツッコミ入れたくなるくらい、無自覚な“昭和男”っぷり。

 

 でも、別れた後に一人で生活してみた勝男が、初めて「料理」ってものに向き合う瞬間がめっちゃ良かった。

 

 特に、彼女がよく作ってくれてた筑前煮”を不器用に作るシーン。第一話のキーワード。(これからも出て来るかもしれない)
 

 手際も悪いし味もイマイチなんだけど、そこで初めて「こんなに手間かけてくれてたのか」って気づく。


 ◾️キャストの演技が想像以上によかった
 まず、夏帆
 相変わらず演技が自然で、無理に「強い女」を演じない感じがリアル。本当にいい女優さんだと改めて思うわ。
 怒鳴ったり泣きわめくわけじゃないのに、静かに怒ってるのが伝わってくる。
“我慢してた人がようやく自分を取り戻す”瞬間を、ちゃんと表情だけで見せてくれたのがすごい。

 

 で、竹内涼真
最初は「また熱血系か?」って思ったけど、今回は“無自覚なダメ男”役。
でもそれが妙にハマってた。竹内涼真ってさあ、どうせ完全に悪い男演じれないじゃんって思ってしまうから、最終の展開はいまはまあ置いとこうかな。

 

 不器用で、プライドばっか高くて、でも根は真面目
 途中で自分の考えをちょっとずつ修正していく姿が、ちゃんとリアルなんよね。
「わかる、こういう男いる」って思わせる感じ。


 ◾️テンポも割とよかった
 最近のドラマって説明セリフが多くてテンポが悪くなることあるけど、これは意外とテンポ軽め。
 無駄に長いシーンもなくて、日常の会話の中にちゃんとリアリティがある。
あと、料理シーンの撮り方がうまい。
 まるでドキュメンタリーみたいな質感で、音とか湯気の描写もこだわってた。
“料理を通して関係性を見せる”っていうコンセプトがしっかりしてるような気がする。


 ◾️テーマが意外と深いかもしれない。
最初はただのカップル喧嘩ドラマかと思ってたけど、観てるうちに「これ、現代社会の縮図ちゃう?」ってなる。
「女が家事をして当然」「男は仕事を頑張るもの」っていう古い価値観がまだまだふっ祝されないこの世の中。
 勝男のように「悪気がない」ってのが一番厄介で、そこをドラマでちゃんと描いてくれてるのがいい。
でも説教くさくないんよ。2人の掛け合いが妙にリアルでテンポもいい。


 ◾️個人的に刺さったセリフ
勝男が、筑前煮を失敗してボソッとつぶやく
「こんなもんも作れねぇのか、俺…」
 これな。地味やけど、ここが一番グッときた。
“こんなもん”って思ってたことほど、実は相手がめっちゃ頑張ってくれてた。
この一言に、全部詰まってる感じした。


 ◾️今後への期待
 1話の時点で、“別れた2人がもう一度向き合えるか”っていうテーマが見えてきた。
恋愛ドラマというより、“自分を変える物語”としての方が強い気がする。

 多分、今後は勝男が「料理を通して成長する」っていう展開になると思うけど、説教ドラマにならず、軽めのテンションで見せてくれると嬉しいただ単に王道な展開にならないようなドラマにはしてほしくないような気はしてる。

 


◾️まとめ:タイトル微妙やけどとりあえずにはを見てみよう。

 最初は正直「地味そう」って思ってたけど、観終わったら「あ、これ続き気になるやつや」ってなった。
 竹内涼真夏帆のケンカもリアルで、ちゃんと大人の恋愛って感じ。
“作る”っていうキーワードが、料理だけじゃなくて“関係”とか“人生”にもかかってて、タイトル回収も見事。

次回、2人がどんな関係を築いていくのか。
そして「じゃあ、あんたが作ってみろよ」っていう言葉が、どう“愛の言葉”に変わっていくのか、めちゃくちゃ楽しみ。

 

 あと、脇を固める俳優さんにも注目かな。まだ一言のセリフを発していない中条あやみだったり、僕が個人的に注目したのは、Uruさんの歌う「あなたがいることで」のMVに出演している、青木柚さん。『あ!この子Uruのに出てた子やん』(ちなみにこういう発見大好き。)がどんな演技をするのかたのしみだ!

 

 とりあえず、僕が次の記事を書くのを楽しみにしてください。

 書かなければ、、、そういうことですw