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アニメ映画『Mrインクレディブル』

 


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やっぱり何回見ても面白い
 子どもの頃からずっと観てきた映画の中でも、やっぱり外せないのが『ミスター・インクレディブル』。2004年公開のピクサー作品だけど(もう20年以上前になるのか😲

 

 今見ても全然色褪せてないと思う。そんな長く愛される作品じゃないかなあ。

 

 冒頭の設定がまっず面白い。スーパーパワーを持った家族なのに、世間から忘れられ、必要とされなくなっていた。

 

 個性豊か、いや、豊か過ぎる家族

 

 物語の主人公はボブことミスター・インクレディブル(日本版声優:三浦友和)超人的なパワーで市民を守ってきたけど、ある事件をきっかけに“スーパーヒーロー禁止令”が出され、普通の保険会社のサラリーマンとして生活することになる。

 

 ここがまず面白い。ヒーローなのに保険のクレーム処理をしてわけ。 しかも「お客さんを守る」ことを本能的にやっちゃうから、会社的には迷惑。上司に怒鳴られても、弱い人を助けたい気持ちが止められない。

 

 この“ヒーローとしての自分”と“社会人としての自分”のギャップは、大人になった今めちゃくちゃ共感する。自分だって学生の頃は「将来はこうなりたい」って夢があったけど、現実は毎日の仕事に追われて、夢のカケラすら思い出せなくなる。ボブが暗い部屋で昔のニュース映像をこっそり見返してるシーンなんて、胸がギュッとした。

 

 ボブの奥さんのヘレン=イラスティガール (日本版声優:黒木瞳も最高。結婚して3人の子どもを育てながら、夫を支えつつ自分もスーパーパワーを隠して生活してる。

 

 家族を守りながらも「あなたが本当にやりたいことは何?」って問いかける姿は、ただの“良き妻”じゃない。強くて柔らかい、理想のお母さん像がそこにある。

 

 そして子どもたち! 長女ヴァイオレット(日本版声優:綾瀬はるか)は思春期真っただ中で、自分に自信が持てない。透明化やバリアの能力を使いこなせない自分にイライラしたり、好きな子に話しかけられなくて落ち込んだり。これもめちゃリアル。

 

 長男ダッシュ(日本版声優:海鋒拓))は逆にエネルギーの塊で、学校では足の速さを隠さないといけないのがストレス。

 

 先バレしてしまうと、末っ子ジャック=ジャックはもう説明不要のカオス(笑)。赤ちゃんなのにチート級のパワーだらけで、ラストの大暴れは何度見てももう笑うしかない。もうジャック=ジャックだけで何でも解決するやん(笑)

あらすじ

 ストーリーは、ボブがある日“秘密の仕事”を持ちかけられ、再びヒーローとして活躍し始めるところから一気に動き出す。ここで登場するのが悪役シンドローム(ネットでは芸人クリームシチューの有田に似ているとよくネタにされていて一度は見たことある?)

 

 子どもの頃、ボブに憧れて“サイドキック(※相棒や親友の意味)にして!”とお願いしたのを冷たく断られた元ファン。彼が大人になって復讐心を燃やすという設定が秀逸。

 

 ヒーロー崇拝が裏返って、誰もがヒーローになれる世界を作って「特別なんてなくしてやる」という歪んだ理想に走る。

 

 これってSNS時代の今、さらに響くテーマだと思う。誰もが発信者で、誰もが目立てる現代。特別って何? 普通って何? っていう問いに、映画はすでに20年前に挑んでいたわけで、やっぱりピクサー恐るべし。

 

 アクションシーンも改めて見るとすごい。

 

 あり得ない動きだけどやっぱり見惚れてしまう。2004年のCGでここまでヌルヌル動くのかと感心するし、音楽の盛り上げ方も完璧。ジャズっぽいスパイ映画風のサウンドトラックは、一度聴くと耳に残る。

 

 ファミリー全員が力を合わせて戦うクライマックスは、ただのバトルじゃなくて“家族が一つになる瞬間”そのもの。ボブが「君たちはここにいてくれればいい」じゃなくて、「一緒に戦おう」と子どもたちを認めるシーンは何度見ても泣ける。親が子を信じ、子が親を信じる。スーパーパワーなんて関係なく、これこそ家族の絆だ。

 

 大人目線で見て感じたのは、“ヒーロー=仕事”というテーマ。

 かつての自分の夢や使命感を、社会や生活の中でどう守るか。家庭を持っても、自分が自分であるために何を選ぶのか。ボブは一度道を外れるけど、家族と一緒に戦うことで、ヒーローである前に一人の父、一人の夫としての自分を再確認する。ここが最高に胸アツだった。

 

 そして忘れちゃいけないのがエドナ・モード! 

 ヒーロースーツのデザイナーで、超小柄だけど圧倒的カリスマあの早口とキレのある言葉、何度見ても笑う。彼女の「ケープはダメ!」のくだりは、シリーズ屈指の名シーン。大人になってからは、彼女の“プロとしての誇り”にしびれるようになった。仕事に誇りを持つってこういうことだよな、と。

 

 総じて『ミスター・インクレディブル』は、家族映画であり、ヒーロー映画であり、人生映画。20年前の作品なのにテーマはまったく色あせないし、むしろ大人になってからこそグサッとくる。

 

 昔はジャック=ジャックの暴れっぷりに笑い、大人になった今はボブとヘレンの葛藤に心を動かされる。

 

 何度見ても新しい発見があって、「自分も家族や仲間を大切にしながら、やりたいことを貫きたい」と思わせてくれる一本。まだ観てない人はもちろん、昔観たきりの人にもぜひもう一度観てほしい。

 

 

ストーリー      ★★★★☆

(後半は結構ありきたりだけど、日常に戻ったヒーロー設定がいい)

    キャラクター    ★★★★★

(声優さんのハマり方がやばい)

  爽快度      ★★★★☆

(アクションシーンはやっぱ最高)

    おすすめ度    ★★★★☆

(かなり古い作品だけど今でも全然見れます)

    総評       ★★★★☆

(誰もがうらやむ特殊な力にはやっぱりあこがれる!)

 

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